近頃髪をきちんと丁寧に洗いきちんと丁寧に乾かすと、髪がちゃんと巻いたみたいな内巻きの天然癖毛になり、しかもつやつやでさらさらです。
あとはリップクリームと色のついたのを丁寧に重ね塗りするだけで身綺麗にしてる感じが出るので便利です。
髪をきれいにしてると鏡に映る自分が心の余裕があるように見えて、その姿を見て余裕を持てますね。
今まで、ほんとに見た目に気を使ってこなかったんです。
悩むことが多すぎたのもあるかな。
別にそれでも困らないんだけど、心は荒みますよ。
顔が童顔で身長が低いので、髪をぼさぼさにしてると巨大帽子をかぶっているお婆さんみたいになるんです。心が荒んでいたときは目も怖かったので、今にも目が合った人を呪いそうだったと思われます……
今日はとてもいい日でした。
今日決めたこと、
綺麗な日本語を使う!
最近、日本が好きです。
日本語も好きだし、日本食も、あんまり食べたことないけど食べてみたいなあ。
あとは、やっぱり生まれてない時代の日本文化に興味が生まれてきました。
日本っておもしろそう!
楽しく生きるコツ、身近にあるものの楽しさに気づくこと。
たぶん日本は「たのしい!」の宝庫……
海外に行ったときもたくさん自慢したいですね。
もっと勉強します!
古来より続く日本の「たのしい」は、控えめで、小さくて、路傍の花のように、21世紀にほとんど忘れ去られても「忘れないで!」などと激昂したりしません。ただそこにあるのです。
だからそれに気づくには、丁寧に、丁寧に、小さなたのしさを、道端に屈んで、目線を合わせて、スピードを出しすぎずに感じることですね。
ずっと反感を持っていた日本人のメンタリティ。それは現代の日本人のもの。今は世界規模で見れば現状そこまでスピード社会ではないかもしれませんが、これからスピードを求められれば、自主的にではなく追い立てられることになってしまいます。誰かの影響を受けて追い立てられると、同じスピードだったとしても自主的に走るよりずっと疲弊します。
日本人とはどんな人だったのか。
きちんと乾かしてつやつやになった髪は、私は市松人形のように切り揃えています。おかっぱの長さです。癖毛でまっすぐではないですが……
この生まれたままの黒髪を誇りに思えるように、日本に生まれた者のアイデンティティを探してみようかな。
そんなことを思った夜でした。