ひらく。
今日、人を信じよう、と思いました。
私はなんだかんだ言って、
人を疑ってばっかりです。
裏切られたら怖いから。
傷つけられるのが嫌だから。
私が人のことをちゃんと完全に信じたことがあるなら、信じることが無駄であったと、言い切っていいかもしれません。
でも私はたぶん、信じたことがない。
今まで裏切られたような気がしてつらい思いをしたのは、私が相手を信じなかったからかもしれません。
私はきっと、人が怖い。
でもね、ちゃんと向き合えば怖くない人だっているかもしれない。私が心を開けば、私が自分の身を守るために予防線を張らなければ、その誰かもきっと、自分の身を守るために私を騙すことはしないでしょう。
とても怖い。
とても怖いけれど、がんばって信じてみよう。がんばって、人々に自分を開いて、恐れずに。
それでも騙されたら、それでもつけいられたら、それでも利用されたら、それでもゴミのように扱われたなら。
そのときはじめて、この世には信頼を信頼で返せない、人を大事にできない人がいるのだということがはっきりするのです。
なぜそうなるのか、とても知りたい。
罪悪感もなく人に対してひどい扱いをする人の心理はまったく想像もできないがために、大変興味があります。なぜ自分の欲望をそこまで大切にできるのか、こんな儚い世、短い人生、死んだら忘れられるのに、好きな女や男のことや金のことが、そんなに大事でしょうか。
すべてドールハウスのお人形の夢ではないの?
そんなもののために、他人を傷つけていいの?
ええ、でも、私も彼らに心を開いていなかったのかもしれない。私もドールハウスのなかで、役にも立たない小さな骨董品やなにかを、割れないように抱えていたのかもしれない。
まずは自分の身を守るのをやめましょう。
それこそが、まわりを「敵」だと認識していることじゃないですか。
本当に怖い世の中。いつ騙されるかいつ殺されるかわかりません。
それでも、信じてみる。
それで、お友達が増えるなら。
いつか世界が変わることを信じて。